プログラミングをする機会はないけれど教養として興味がある方、プログラミングはしているが基礎はふんわりとしかわからない中級者の方、そんな方々も多いのではないでしょうか。
この記事では、プログラミングの基礎であるC言語を教養として知るうえでおすすめの本をご紹介させていただきます。
C言語とは
まず、C言語について簡単に説明させていただきます。おすすめの本だけが知りたい方は読み飛ばしてもらっても大丈夫です！
C言語は、プログラミングの世界で非常に重要な位置を占める言語です。その歴史は古く、1970年代初頭に開発され、多くの現代的なプログラミング言語の基盤となり、影響を与えてきました。
C言語の特徴としては、低レベルのメモリ操作が可能であること、シンプルな構文、そして高い移植性が挙げられます。特にポインタやメモリ管理の概念は、プログラミングの基礎を理解する上で重要です。これにより、異なるプラットフォームでも効率的にコードを実行できるという利点があります。これらの特性により、ソフトウェアやアプリケーション開発、さらには組み込みシステムの開発にまで利用されています。また、C言語は他の様々なプログラミング言語の基盤にもなっているため、C言語を学ぶことで他の言語も理解しやすくなります。C# や Objective-C など様々なオブジェクト指向言語を学ぶ際にも、その土台としてC言語の知識が非常に役立ちます。
教養としてのC言語学習におすすめの本
プログラミング言語C〔第2版〕 ANSI規格準拠
この本は、計算機科学者のブライアン・カーニハンと、C言語を主体となって開発したデニス・リッチーによって書かれた本です。（著者両名の頭文字から「K&R」と略されることが多いです。）
C言語のとても細かい部分まで説明されており、「C言語を学ぶなら一度は読んでおけ」とよく言われる本です。様々なプログラミング言語の初めに書かれる、「hello, world」の原典としても有名です。
初版はC言語が標準化される前に出版され、標準化されるまでの間はこの本がリファレンスとして用いられ、コンパイラを作る際の元になったほどです。紹介している第2版では、C言語の標準化を反映して大幅に変更され、世界初のC言語の解説書として現代まで愛用されています。
本の内容としては、C言語のすべての機能について詳細に解説されており、非常に難解で哲学書と評されることもあります。。。ですが、様々なプログラミング言語の基礎となったC言語の考え方や特徴であるポインタ、メモリ管理の概念を理解するうえで大変参考になるため教養としてC言語を学習してみたい方にはおすすめです。
1988年に出版された本のため、本に書かれているコードが古い書き方になっているものも多いです。実際にC言語のプログラミングを始めようとされている方は、現代的な実例の多い最近の書籍を使用されることをおすすめします。ただ、この本は小ぶりなサイズでC言語の全機能が説明されているので、持ち歩いたり机の片隅に置いてリファレンスとして参照するような使い方であれば十分使えます！
IT関係の基礎知識が無く、IT関係の学習がまったく初めての方は、ITパスポート試験や基本情報処理技術者試験などの勉強を通して、ITの基礎知識を身に付けてからこの本を読まれることをおすすめします。ITパスポート試験・基本情報処理技術者試験については、当ブログにもおすすめの参考書・問題集を紹介させていただいた以下の記事がありますのでチェックしてみてください。
まとめ
今回は、教養としてC言語を学ぶためにおすすめの本を紹介させていただきました。C言語はプログラミングの基礎を学ぶ上で非常に重要であり、多くのプログラミング言語の基盤となっています。今回紹介した本ではC言語の特徴、基本的な文法などC言語の全機能について詳しく解説されていてC言語の考え方がよくわかります。特にC言語の構造体やメモリ管理の重要性は、プログラミングを学ぶ上で欠かせないポイントです。これらを理解することで、より効果的にプログラムを組むことができるようになります。
僕自身も、早い段階で興味深い教材に出会えたおかげで、深い知識を身につけることができ、現在では様々な資格を取得してシステム開発に従事しています。この記事を通じて、C言語への理解が進むことで、より多くの知識を習得し、自身のキャリアを豊かにすることができるように願っています！新たな学びを始めるために、今すぐその第一歩を踏み出してみませんか？
