Visual Studioを効率的に使いこなすためには、マウス操作だけでなくキーボードショートカットキーの活用が欠かせません。本記事では、開発現場で特によく使われるショートカットをカテゴリ別に厳選し、具体的な操作例やカスタマイズ方法までまとめました。毎日のコーディングやデバッグ時間を短縮し、生産性を最大化するヒントをぜひ取り入れてみてください。
基本操作
まずはエディタやプロジェクト全体で共通して使う、基本のショートカットを押さえましょう。
ショートカットキー | 説明 |
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Ctrl + S | ファイルを保存します。 こまめに保存しておくことで、予期せぬクラッシュや上書きミスを防ぎます。 |
Ctrl + Shift + S | 開いているすべてのファイルをまとめて保存します。 一度に全体をセーブしたいときに便利です。 |
Ctrl + O | ファイルを開くダイアログを表示。 素早く別のソースへ移動できます。 |
Ctrl + Shift + N | 新しいプロジェクト作成ダイアログを開きます。 すぐに別プロジェクトに切り替えるときに覚えておきましょう。 |
コード編集
エディタ上での文字操作やコード整形を加速させるショートカットです。
ショートカットキー | 説明 |
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Ctrl + K, Ctrl + C | 選択行をコメント化します。 複数行を一括でトグルでき、デバッグ時の一時的な無効化に有効です。 |
Ctrl + K, Ctrl + U | 選択行をコメント解除します。 |
Alt + ↑ / Alt + ↓ | 行単位で選択中のコードを上下に移動します。 メソッドや変数宣言などを整理する際に重宝します。 |
Ctrl + K, Ctrl + D | ドキュメント全体を自動整形(フォーマット)します。 インデントや空白を統一し、可読性を維持しましょう。 |
Ctrl + K, Ctrl + F | ドキュメント選択部分を自動整形します。 |
Ctrl + L | カーソル行全体を削除。 細かい修正の手戻しが不要になります。 |
Ctrl + D | 現在の行を複製します。 |
(範囲選択せずに) Ctrl + C | 現在の行を丸ごとコピーします。 (コピーした行は Ctrl + V で普通に貼り付けできます。) |
Alt + Shift + ↑↓←→ Alt + Shift + クリック | 矩形選択。 長方形で範囲を選択して複数行を同時に編集できます。 |
Ctrl + Space | 入力補完を表示する。 |
検索・ナビゲーション
巨大なソリューションを迅速に移動し、特定の場所を呼び出すためのキーです。
ショートカットキー | 説明 |
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Ctrl + ,(カンマ) | 「ファイルナビゲータ」を開き、クラス名やメソッド名でフィルタ。 思い浮かんだ用語からダイレクトにジャンプできます。 |
Ctrl + F | 現在のドキュメント内を検索。 正規表現やワイルドカード検索にも対応しています。 |
Ctrl + H | 現在のドキュメント内で置換。 正規表現やワイルドカード検索にも対応しています。 |
Ctrl + Shift + F | ソリューション全体を検索。 巨大なソリューションでも簡単にGrep検索ができます。 ※Grep検索:複数ファイルからの文字列検索 |
Ctrl + Shift + H | ソリューション全体で置換。 影響範囲が広いリファクタリング時に安全かつ確実に作業できます。 |
F12 | 定義へ移動。 コードをたどるときの基本テクニックです。 |
Alt + F12 | 定義を選択箇所に表示します。 わざわざ定義まで移動せずに確認できます。 |
Shift + F12 | すべての参照を検索。 メソッドや変数などの参照箇所を一覧表示できます。 |
Ctrl + G | 指定行へ移動。 現在のドキュメントで指定した行番号に移動します。 |
デバッグ関連
バグの原因を突き止めるためのステップ実行やブレークポイント設定に使います。
ショートカットキー | 説明 |
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F5 | デバッグ実行(デバッグ開始/続行)。 ブレークポイントに到達するまでプログラムを一気に進めます。 |
F9 | カーソル行にブレークポイントを設定または解除。 問題箇所だけを効率的に観察できるようになります。 |
F10 | ステップオーバーでデバッグ続行。 関数の中身をまとめて実行して次の行へ飛ばします。 |
F11 | ステップインでデバッグ続行。 関数の中に入ってデバッグを続行します。 |
Shift + F5 | デバッグ停止。 速やかにセッションを終了できます。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。日々のコーディングにショートカットを取り入れるだけで、マウス移動の無駄を減らし、思考の集中を途切れさせずに作業できます。まずは頻繁に使う基本操作から覚え、徐々に必要なショートカットを覚えていくのがコツです。今回紹介したショートカットキーを参考に、より快適な開発環境を追求し生産性の向上につなげてみてください!